大阪や関西になじみがなくても道頓堀という名は聞いたことがあるのではないでしょうか?
阪神が優勝したら大騒ぎで必ずダイブする人が現れるという繁華街の間を流れる川。その川でクルーズ船が運航していると聞き乗ってきました。
ひっかけ橋から写した「とんぼりクルーズ船」。船着き場に停留中の船です。派手な黄色ですね。
船着き場は道頓堀界隈でもひときわ目立つドン・キホーテの前(太左衛門橋船着場)。
迷うことなく探すことなく到着できるのが嬉しいです。
店の入り口横に小さな乗船受付場がありました。
時刻表を見ると30分毎に運航しているようです。大人900円。出航時刻までわずか3分というタイミングだったので慌てて購入。
乗船すると定員40名の船に対して乗船率50%といったところでしょうか。やはりアジア系の外国の方も多いようでした。
キョロキョロしているうちに出航です。まず東方向に5分進み、折り返したのち西方向に10分進む。そしてまた折り返し5分東に戻ってきて船着き場。約20分の船旅です。その間9つの橋をくぐり抜けます。いくつかご紹介しますね。
こちらは太左衛門橋(たざえもんばし)。
この日はお祭りの準備がされているとのこと。木製の雰囲気ある橋ですね。
次に日本橋。先ほどと違って近代的な橋。
この橋は堺筋にあたります。東南側には大阪を代表する黒門市場がありますよ。
続いてえびす橋。難波―心斎橋にわたる有名な商店街にあたります。
近年大規模な橋の架け替えが行われたばかり。新しい橋です。
橋一つひとつで全然雰囲気が違うのもおもしろいです。途中で天童よしみさんの「道頓堀人情」の碑を発見!大阪の歌手といえば天童よしみさんですよね。
さてさて次は浮庭橋。
この辺り来ると川幅がグッと開けた感じがします。もう大阪港までわずかの場所です。
奥に見えるのが湊川リバープレイス。大阪で有名なライブハウスが入っています。
道中ガイドさんの説明がふんだんに入ります。大阪人ならではのおもしろさ・・・と思いきやこれがまあ普通(笑)。それより日本語ガイドに続けて英語ガイドが入るのですが、片言のカタカナ英語でこちらが結構笑えました。
船を見ている観光客たちや、橋の下にいる大阪の方たちが手を振ってくれたりして、なんだかアットホームな20分。川が少し汚いような気がしますがそれはご愛敬。だって道頓堀ですから。そこも含めて大阪を堪能してください。
そしてメインとなるのは大阪観光スポット(?)として有名なグリコの看板。
川からの低い目線でそびえたつ大きくてド派手な看板はなかなかの迫力です。
8月の暑い季節の15:30出航の便。さぞや暑いことだろう・・・と覚悟の上でしたが、川を吹き抜ける風と地上の人込みやアスファルトの熱気を思えば少し涼しく感じました。
20分というあっという間の時間ですが、川から見る大阪の賑やかしい街並みもまたおもしろいものです。
大阪観光プランの一つにいかがでしょうか?
旅データ
- 料金:900円
- 乗船場所アクセス:地下鉄「なんば駅」から徒歩5分
- URL:https://www.ipponmatsu.co.jp/cruise/tombori.html