万博記念公園は、1970年に開かれて大成功をおさめた当時の大阪万博の跡地です。
ガンバ大阪のホームであったり、野外フェスの会場であったりと、たくさんの顔を持ち、関西人にとってなじみが深いこの場所。最近では商業施設が開業し関西で大きな話題となりました。
そんな万博記念公園のシンボルとして忘れてはならないのが「太陽の塔」です。
モノレールの窓越しからすでに見えるほどの大きさで、入場ゲートからも飛び出しています。
一度、間近でこの不思議な建造物を見てみてください。とにかくすごい!規模が違う!!大きさだけではないこの強烈なインパクトはなに!?
その独特の雰囲気に圧倒される方も多いはず。50年も前にこれを作ろうと思った岡本太郎氏のパワーに目が眩みます。またそれを後世に残そうと判断してくれた先人に感謝です。これぞ天才のなせる業ですよね。
さて太陽の塔には顔が3つあります。顔とおなかと背中の部分に。
金色の顔は「未来」、
おなかにある白い顔は「現在」、
背中にある黒い顔は「過去」を、それぞれを表現しているそうです。
これほど大きいものに顔が3つ。でもさらに驚きなのが4つ目の顔が過去には存在し、それが今現在行方不明になっているという事実!こんな大きなものがそう簡単になくなりますか??
こうなると「天才の作った建造物」に「ロマン」だか「ミステリー」だかが加わり、もうすごいものを見ているという幸福感までも得られます。
最近では流行りのプロジェクトマッピングや音楽、舞踊などとのコラボと、さらにパワーアップする太陽の塔。みんなで愛し楽しむ。これこそが現代アートのすばらしいところでしょう。
そして太陽の塔の裏側には「民族博物館」があり、世界各地のおもしろくてクスッと笑えるものに出会えます。
外国を旅されたことのある方には「あ!これなんだか見たことある!」なんてものもあるかと思います。
こちらは世界中のお面。とてもおもしろいですね。
また近年「EXPO’70パビリオン」という記念館も完成しました。70年代特有のファッションや流行などを感じることができる空間になっています。当時の服装や色使いってとてもキュート!
自分の感性を磨きにちょっと足を延ばしてみませんか?大阪中心地から少し離れていますが、モノレールに乗ったらそう遠くありません。時間旅行をしているような感覚も得られる旅になるかもしれません。
旅データ
- アクセス:大阪モノレール「万博記念公園駅」から徒歩すぐ
- URL:https://www.expo70-park.jp/